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今さらだけど日経平均株価って何?初心者に分かりやすく解説
投資を始めたら必ず耳にする「日経平均株価」。
知っているようで知らない日経平均。
数十年前、自分も投資を始めてしばらくは正確に理解してなかった。
人なんてそんなものだから、知らないとやばい!なんて思わなくていい。
今日覚えればいいことなので、短くコンパクトに解説していきたい。
日経平均株価って何?
日経平均株価って何なのと聞かれたら?
東証一部に上場する約2,000銘柄の株式のうち、代表的な225銘柄を対象とした相場の流れをつかむ代表的な株価指数
と答えれば正解。
日本では、「日経平均」「日経225」と言われることもあり、海外では「Nikkei225」と呼ばれることもある。
全部の株式を対象としている訳ではなく、
東証一部のみ
代表的な225銘柄のみ対象
どこが225銘柄を選んでるの?
日本経済新聞社が225銘柄を選定している
いち新聞社が選んでるってすごいね。
とはいえ適当に選んでいる訳ではない。
市場流動性とセクター(技術、金融、消費、素材、資本財・その他、運輸・公共)の分類間のバランスを考えて選んでいる。
1年に1回は見直しをして定期的に銘柄を入れ替えている。
どうやって指数を出してるの?
基本は、225銘柄の株価の合計 ÷ 225 = 日経平均株価
これが大原則。
ただ、株価は企業によって大きく値段が変わるし、株式分割なんかもある。
単純に割ってしまうと訳の分からない数字になってしまう。
なので、「みなし額面による調整」と「除数の修正」というものを加えて算出。
初めはあまり気にしなくて良い。
株価は値がさ株の影響を受けやすい⁉
値がさ株というのを聞いたことがあると思います。値がさ株とは、
1単元あたりの株価の水準が高い銘柄
のこと。
いくら以上という明確な定義はないが、
1単元(100株)の購入価格が50万円以上のもの:【株価5,000円以上】程度以上の銘柄のことを指すことが多い。
例えばファーストリテイリング社の株価は90,000円程度(2021年2月現在)で、
1単元(100株)で購入価格900万円程度である。
なんと、全体の10%を動かせるインパクトの銘柄だ。
その他にもファナックやソフトバンクグループ、東京エレクトロンといった特定企業の値動きが
日経平均全体に大きく影響することは間違いない。
持株の傾向にもよるので、あくまでも「温度感」を掴むための指標と考えれば良いだろう。
過去の最高値、最低値は?
終値ベースでの過去最高値と最低値にも触れておきたい。
- 過去最高値:3万8,915円87銭(1989年12月29日)
- 過去最低値:7,054円98銭(2009年3月10日)※バブル崩壊後の最安値
最高値の時はバブル絶頂期、最低値の時はリーマンショック⇒サブプライムローン問題のあおりを受けたタイミング。
経済状況を反映した数値になっている。
日経平均の変遷は世界・日本の経済の歴史を映す
ここ30年程度の日経平均株価の変遷を追っていき、その時世界・日本では何があったのかを見ていくと面白い。
2021年2月現在、日経平均は28,000円程度。今後どうなっていくのかは誰にも分からない。
日本で一番有名な経済指標ではあるし、分析の仕方も様々ある。
少なくとも日経平均株価の推移は、その時の経済情勢や時代背景などの歴史を表すものである。