【30代・40代の転職】給与テーブルを変える!年収が低いのは理由がある

【30代・40代の転職】給与テーブルを変える!年収が低いのは理由がある

転職は給与テーブルが重要ということ『転職で年収UPは約40%』

転職理由で「年収を上げたいから」というのは大きな部分を占めるだろう。それが実現するのは約40%と言われている。

転職で年収が上がるのは約40%

 

転職を考える上で『年収を上げる』ために確認すべきことをまとめていく。給与を上げるために必要なことは端的ににいうと、「給与テーブルが高い」会社にいくことである。(起業等の選択肢は入れていない)

 

給与を上げるためには、「給与テーブルが高い」会社にいくこと

約8割の会社では定期昇給があり、実際のところ少しずつではあるが「給与は上がっている」はず。

 

だが、そもそもの「給与テーブルが低い」会社では、出世しても生涯賃金ベースで考えると、非常に厳しい数字になるはず。

 

30代以降は基本的に、

「成長産業(業界)かつ、給与テーブルが高い企業に属す」

ことが大事。

 

「成長産業でなく、給与テーブルが低い」なら、転職は考えるべき選択肢である。特に経理・財務が次々辞めていく(入れ替わりが早い)会社なら、

もう待ったなしと考えてよいと思う。

 

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年収が低いのには理由がある

そして、年収が低いのには理由がある。

年収が低い理由(代表的7項目)

  1.  そもそもの給与テーブル自体が低い
  2.  会社の利益が出ていない(出にくい)
  3.  会社が内部留保を貯めすぎている
  4.  会社として専門的スキル・知識が活用しにくい(過少評価)
  5.  成長産業・業界ではない
  6.  労働集約型産業である(一般的に労働生産性が低くなる)
  7.  中小かつ同族経営で経営陣がほぼ親戚(搾取構造)

これらが代表的なところである。

 

日本企業の多くは、「年功」により給与を上げる企業であり、終身雇用を前提として「安定」と引き換えに「少しずつしか給与を上げないシステム」で運用してきた。これは今もそんなに変わっていない。

今や国自体の成長もほぼない中で、終身雇用を保障できる会社はほぼ皆無であろう。働く側としては「安定もないし」「給与も安い」という状態で働き続けることになる。給与規定を見れば、だいたい給与テーブルは見当がつくし、

財務諸表等を見れば会社の経営状況は分かる。

 

「なぜ年収が低いのか?」は、明確に理解した方が良い。

将来性を含め「残るべきか、出るべきか」の判断基準になる。年収が低いのは理由があるので、文句を言っていてもしょうがない。自分が属しているテーブルをまずは見極めることが必要である。

 

 

 

転職にあたり絶対やること!「将来キャリアデザインの言語化」「客観的な職務経歴書の作成」

よく、手当たり次第転職サイトに登録しまくるケースがあるが、これはやめた方がいい。自身の価値を知らずして動いては拙速だし、自ら価値を下げることに繋がりかねない。特に30〜40代ともなれば何らかの分野でのキャリアを積んでいるはず。

自分の価値と現在所属している会社での処遇にギャップを感じているなら、客観的に自分の価値を知るべき。

 

まずやることは、自身の将来のキャリアデザインを言語化】することと、

自らの【現在キャリア(専門性や出来ること、数値など)を客観的に職務経歴】にまとめることである。

 

まずやること:【将来キャリアデザインの言語化】/【現在キャリアを客観的に職務経歴にまとめる】

 

転職市場はあたりまえだが、需要と供給のマッチングなので「自らの価値」を客観視し、自分が描くキャリア(希望)を言語化することが大事。意外とこれができていないことが多い(まずはやらないと始まらない)

その次にすることは、自らが描くキャリアデザインと客観的に作成した職務経歴を携え、転職エージェントに登録するである。

 

転職エージェントに登録する⇒「自分の価値を知る」

転職エージェントのメリットとしては、「まず自分の価値を知れる」ことである。コンサルタントの面談により、「自分の立ち位置」がある程度明確化されるはず。その時に必要なのは、前述したした将来キャリアデザイン&客観視した職務経歴である。

自分の価値と現在所属している会社での処遇に本当にギャップが生じているか確認できる。そして、転職エージェントの選択も重要であるので、抑えておきたい。

30~40代以降:JACリクルートメント

ここでは30代以降の転職であるため、JACリクルートメントが良いだろう。半数が非公開求人であり、外資・海外勤務に強く、ミドル以上の転職を得意としている。

 

 

「給与テーブルのアップを狙う」のであれば、登録のトッププライオリティと言える。転職エージェントといっても、結局対応するのはコンサルタント(人)なので、面談でしっかりと積んだキャリアとキャリアデザインを伝えることが必要。

準備不足は損であり、自身の人生の重要局面なので面談はしっかり事前準備をして臨みたい。そして、面談に基づきアドバイスをもらい、求人案件紹介をされ「自身の価値」を知ることができる。

自身の意にそぐわない案件が出てくる、もしくは求人案件が紹介されないかもしれない。それも「自身の価値」である。

その次の選択肢として、転職エージェントの幅を広げていく、リクルートエージェント・マイナビエージェントなど大手の案件数が多いとことが望ましい。

転職サイトに登録の前に、まずは転職エージェントを活用したい。

 

日本の転職はまだまだ少ない:年齢を追うごとに比率は下がる

日本の転職者数は351万人※図1(2019年)であり、過去最高とはいえ、まだまだ少ない。そして、年代別※図2で見ると年齢を追うごとにその比率は下がっていく。

 

1 総務省統計局「転職者数の推移2019

2 総務省統計局「転職者比率2019

 

当たり前かもしれないが、これは雇用が硬直化している証左である。労働者目線でいうと、たまたま新卒で入った会社でキャリアを積み、何らかの専門性を積んでいるわけだが、結局はそこに留まる人が多い。

 

俯瞰的なキャリアデザインを考えず、その会社でのスキル研磨に精進する。結果齢を追うごとに動きにくくなってくる。結果、自身の価値を自ら既定してしまう傾向にある。ミドルキャリア(30代以降)こそ、価値をしっかり見極める機会を持つべきだと思う。

 

働く期間は長い、キャリアデザインは大きく描く

30代40代で年収を上げることは、「給与テーブルを変えること」である。

「自身の評価と市場の評価にギャップがある」なら、チャンスは大きい。

同じ会社にどっぷり浸かっていると、自分の立ち位置が見えなくなる。また社内評価が高い(社内スキルが高い)だけで、実は今の会社が一番よかったりもする。いずれにしても「客観的評価」を得ることが大事。

その上で満足いく、チャレンジに値する「給与テーブルが上がり、キャリアデザインと合致する会社」 に出会うことが一番望ましい。

とにかく「市場との評価にギャップがある」ならもったいない。30代以降は、転職するしないは別として、定期的に自分の評価を得ることをお勧めする。仕事のキャリアで考えていくと、別に単一の仕事で給与を得るだけが年収を上げる要件でない。

今後は「同時に複数のキャリアを作っていく時代」なので、副業(複業)も大きな選択肢となる。

 

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人生100年時代ともいえる中で、「働く時間」は非常に長い。一つのキャリアに固執するのもいいが、AIなどのテクノロジーの進化であっという間に様々な職業が消滅する。30代以降はキャリアを大きく描き、様々な選択肢を検討するのが良いと思う。

 

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