シンプルに人生の解像度を上げるということ。今年こそは無駄の権化
新年や新生活期になると「心機一転!」「今年こそ!」など意気込んで、自己啓発本を読み漁ったりということがよくあるが、早かれ遅かれ無駄であることにある日ふと、気づく。
毎年リセットしてまた繰り返す、そしてまたいつもの怠惰な自分に戻る。このリピート現象を引き起こしてる人は多いのではないだろうか。抽象論や人の成功体験を読んで一瞬盛り上がったりするが、結局無為になってしまうものだ。
自分もバッチリそういう人間である(笑)
そもそも自分の人生が抽象的だから、「何かしなきゃ!」と思うわけで、人生の解像度の低さから来るものだと思う。人生の歯車が何かうまくいっていないから、年変わりや季節の変わり目などにかこつけてるだけ。
バイブル的に一冊これこそは!という著書を大事にするのは良いが、何冊も読むものではないし、読んでも人生は一向に好転しない。
なりふり構わず人にアドバイスを求めるのはやめた方がいい
なりふり構わず人にアドバイスをもらうのも同じ。愚行と言って間違いない。とりあえず海外に行くのと一緒。
それでも迷ったり、何かやりたい!という場合には、「この人なら!」と思う人のアドバイスだけを聞けばいい。そういう人は本人よりよっぽど自分のことを客観的にみてくれるはず。大抵の人は他人事だから金言はなく、お互いに時間の無駄と考えた方が良い。人はそんなに人の人生に興味がないのである。
岐路に立ったときこそ、自分自身で決めきるべきである。そもそも相談なんかしない方が良い。アドバイスを求めがちな人は、言い訳や人のせいにする材料にもなり得る。
あと、親と先生のアドバイスの多くは参考にならないことが多い(笑)
人の意見に乗っかっても全然いい!
「この人なら!」という自分が選んだ相手のアドバイスは、全て受け止めてもいい。自分の意見なんかなくていい。アドバイス通りに全てやってみるというのも自己啓発本を何冊も読むより1,000倍良い。具体的なアクションに敵うものはない。
具体的行動のみが、人生の解像度を劇的に上げてくれる。読んだり、聞いたりしているだけでは何も変わらない。
正月から自己啓発本を読んでるような人は、さっさと本をブックオフに持っていくというシンプルな行動を起こした方が良い。
心機一転しなくていいから、具体的にアクションする
年替わりなんかを待って心機一転しなくていいから、「具体的なこと」にさっさと取り組むのが吉。内なる心の声を聴いて何でもいいから最低3ヶ月は集中して取り組んでみる。そこはもう直感でいいし、そもそも何もないような状態なら、失敗ということはまずない。安心していい。例えば資格ばっかり取ってる人を批判する人がいるが、特定の分野について人より知識を持つことは素晴らしいことである。
特にファイナンス系の資格取得にチャレンジしたり、株式投資を始めてみたりということは、派生的に様々な興味に繋がるし、とっかかりとしては自分を変えるチャンスになりやすい。
やるうちに人生の解像度が上がってくる
何かにチャレンジすると、自分のやっていることが具体的に言語化される。言語化されると自分が目指しているものが具体的になり、自信にも繋がってくる。具体性を帯びることで「自分がどこに向かっているのか」の一つの羅針盤になる。
ぼんやりした、靄のようなものが少し晴れてくるようになる。自分が決めた何かに熱中して取り組むと確実「人生の解像度が上がってくる」。
ニッチな領域でもいい、「自分の言葉で自分が何をやっていて、何が面白いのか」を人に伝えられるようになっていれば、もう靄は取れてきている。
他人にも自分にも期待しすぎない方がいい
期待というのは、何か求めるものがあるわけで、期待値が高ければ高いほどがっかりする。だったらあんまり期待しないほうがいい(笑)ビジネス書の成功体験・専門サービス無料相談の類・人の成功体験、こういったものから刺激を受けて、「参考になった!自分でもできる!」とは思うのはいいが、過度な期待は禁物。がっかりするだけのがオチ。
特に起業や副業・投資などもそう、期待値が高ければ高いほど失望も大きいし、悲しくなる。期待は微かにしておくくらいにしたい。
良く分からない見えないものに期待するのではなく、ファイナンスの知識をしっかりとつけるなど、「絶対に裏切らないもの」に時間と労力を割いた方がいい。根拠のない自信や期待、突発的な思い付きでなく、知見や知識の上に自分が判断をするなら後悔はないだろう。
人や本に書いてあることを侍らせて、蜃気楼のような充実感を得るのではなく、人生の解像度を上げるために重い腰を上げてアクションする。
思い立ったらシンプルにすぐ動くことが大事、人生が面白くなるはずだ。