個人でストック型スキル>フロー型スキルを意識する重要性
ビジネスにおいて、ストック型ビジネス/フロー型ビジネスというのは聞いたことがあると思う。
- 「フロー(flow)」は「流れ」 ⇒その時々の関係
- 「ストック(stock)」は「蓄える」 ⇒ずっと続く関係
これを個人において意識することは、少ないのではないだろうか。
ストック>フローを意識することで、人生の手綱を握りなおすことができる。
個人におけるフローとストックを考える(重要)
これを個人に置き換えて考えていきたい。
個人の収入におけるフローとストック
- フロー:サラリーマン収入やアルバイト収入 ⇒ 働かなければそこで止まる
- ストック:不動産の家賃収入、株や投資信託の配当収入 ⇒ 働かなくても入ってくる(=不労収入)
多くの家計相談を受けているが、
「毎月赤字、働いても働いても貯まらない」ということが典型。収入がフロー100%という場合が多い。
よく「サラリーマン給料は水道の水。コップに水をためないと水は流れていってしまう」という話をする。
そもそもコップを用意できていないか、コップに水を貯めるための水の供給が少ない。蛇口が一つしかない。のいずれかに当てはまるケースが多い。
まずは「コップを用意する」「コップに水を貯めるためにできることを一緒に考えよう」から始まる。
個人のスキルにおけるフローとストック
- フロー:お金が稼げない一時的・瞬発スキル ⇒ 経済価値や権威・権利にならない
- ストック:お金が稼げる蓄積・体系的スキル ⇒ 経済価値や権威・権利になる
全てスキルをお金で換算する訳ではないが、この違いは非常に大きい。
このストック型スキルは目的意識が必要で、手間がかかる。
取り組むには忍耐と投資がいるのだ。
例えば、資格を取る=知識を体系化し、権威になる。これは立派なストック型スキルである。
これを意識することで行動やアプローチが大きく変わる。
個人でストック型スキルを磨いて、人生の手綱を自分で握る!
個人でストック型のスキルを磨く
ストック型のスキルとはどういうことなのか?
- 本を数冊読んだり、ネットで得ただけのファイナンススキル ⇒忘れたらおしまい
- 理論を体系的に理解し、ファイナンス資格を取得したスキル ⇒資格として残る、使えばお金になる(かも)
資格を取ることが全てではないが、一過性のスキルと体系的なスキルには大きな差がある。
ストック型スキルを身に付けるには、相応の投資と努力が必要である。
資格を取るには、スクールに通ったり、独学でかなりの勉強量が求められる。
そのためには金銭的な投資や時間の投資が必要である。
ストック型の知識を身に付けることで、コンサルができたり稼ぐ力を身に付けることができる。
例えばyoutubeの運営やアフィリエイトで稼ぐにも、
資格は必要ないが膨大な知識やアウトプットが必要である。
ただの素人のいきあたりばったりのスキルでは視聴数やアクセスは増えないだろう。
やみくもに取り組むのではなく、
- ストック型スキルにする(体系的なスキルにする)
- その上で、スキルを使って事業やアウトプットをする
- そしてお金を稼げるようにする
この3ステップを考えると、③を実現できるくらいのスキルがないと、フロー型のスキルである。
①・②の部分について質を高めるために、自分への投資ができているか?ということを再認識しておきたい。
流れていってしまうものばかりを追い求めては、人生の充実化は図ることが難しい。
ストック型の活動に投資をすることで人生の手綱を握りなおす
フロー型に依存した生活や仕事、時間の使い方では人生の手綱を握れない。
- サラリーマンとしての会社に100%の力を注ぐ
- サラリーマンとしての収入に100%依存する
- 行き当たりばったりの家計運営
- 自己啓発本を読み漁る
- スマホでSNSやyoutubeを目的なく見続ける
こういったフロー型のことだけに時間や労力を費やすだけでは非常に無駄が多い。
色んな意味でリッチでになれない(お金だけでなく)。
- 個人として資格を取る
- 個人で事業収入を得る取り組みをする
- 副業を始める
- 自分で投資を始める
- 家計をマネジメントし、投資・事業資金を貯める
こういったストック型の活動を意識し、取り組むことで人生が充実するきっかけになる。
フロー/ストック型の活動にバランスよく取り組み、ストック型に比重を置きたい。
そうるすることで、人生の手綱を握りなおすことができる。