【2021年】宅建試験一発合格を目指す!①『免除なし初心者でも戦略と効率化で何とかなる!』

宅建士試験は合格ラインが上がっている傾向!短期学習でも戦略と確実な知識が求められる

2020年10月実施分の合格点は、過去最高38点!

2020年の宅建士試験はコロナの影響もあり10月18日(日)/ 12月27日(日)の2日程になった。

 

それぞれの合格点は…

  1. 2020年度(令和2年)10月実施分:合格点38点
  2. 2020年度(令和2年)12月実施分:合格点36点

10月実施分については、過去最高の合格点38点となった。

「50点満点で7割とっても受からない可能性のある試験」になり、近年は合格ラインが上がってきている。

 

自分の場合は、合格した年に6月くらいから学習をスタートしさせた(※5点免除なし、独学・省エネ型合格を目指した)

 

6月から学習をはじめたものの当初はペースがつかめず、ムラが大きく、手につかないことも多いという状態。

自分のような独学、短期省エネ型受験は、計画と戦略・直前までの学習を効果的に行うことが大事。

 

しばらくうだうだしてペースがつかめなかったので、

改めて自分なりに戦略を定め目標を立てることにした(その時点で7月に…)

 

同じような境遇の方がいれば、少しは役に立つかもという視点で自分がどう学習を進めていったかを整理しておきたいと思う。

 

【目標設定】試験の分野ごとの点数配分・問題の流れを俯瞰で確認し点数目標を立てる

超基本的なことではあるが、試験の分野ごとの点数配分や問題の流れを俯瞰で確認する。

敵を知らない限り戦略は立てられないのだ。

 

【科目配分】:計50点満点

  1. 権利関係(14点)問1~14
  2. 法令上の制限(8点)問15~22
  3. 税法関係(3点)問23~25
  4. 宅建業法(20点)問26~45
  5. その他(5点)問46~50

 

もちろん分かってるんだが、もう一度冷静に。

だいたい③と⑤は「税法その他」と一緒にされることが多いが、出題順で認識しておきたかったので、上記のように①~⑤で整理。

分野と得点配分を抑える「敵を知る」

 

問題を解く戦略づくりは、かなり大事。

全体を俯瞰した時に、各分野で問題がどのように構成されているか、その上で自分がどう目標を設定するか

これをはじめに意識することで、学習に対して現実的な目的意識が生まれる。

 

【分野別の点数目標設定】

各分野ごとでの目標点を設定し、合計41点(8割超)を目指す形にした。

  1. 権利関係(14点満点):目標9点
  2. 法令上の制限(8点満点):目標7点
  3. 税法関係(3点満点):目標2点
  4. 宅建業法(20点満点):目標18点
  5. その他(5点満点):目標5点

 

合計41点となり、合格点が上振れしたとしても必ず合格できる点数に到達する。

まずはこれをターゲットに自分がどれだけここに持っていけるかを考えていった。

分野ごとの点数目標を設定=合計「8割超」となるように

 

それぞれ分野ごとに立てた目標点数について触れていきたい。

【点数目標の理由】

  1. 権利関係:学習範囲が広く中途半端な知識では得点は難しく一番の不安要素。目標は頑張って9点に据えた。
  2. 法令上の制限:つかみやすい分野ではあるので6点はマストとし、目標は7点に据えた。
  3. 税法関係:全て網羅は厳しいが、その年のヤマを必ず押さえる。難しくはないので目標は2点に据えた。
  4. 宅建業法:得点心臓部、やったらやっただけ得点に反映される。9割必須と考え、目標は18点据えた。
  5. その他:これは直前で対策できる内容、5点に据えた。

 

上記の目標をクリアできれば、8割超の得点(41点)となる。

この分野別の得点を必ずクリアするというイメージを持って過去問を解くようにした。

 

特に②~④にフォーカスし、以下にこの分野で点数をクリアするかを意識した。

特に②法令上の制限、③税法関係、④宅建業法の目標点をクリアすることを大事にした(27点/31満点)

 

目標を設定したら「課題を抽出し、対策を立てる」

【課題抽出】過去問を解いて課題を大まかに抽出

何度か過去問を本番環境を想定しトライする中で、大まかな課題を顕在化させた。

 

【主に抽出された課題】

  1. 権利関係で分からずメンタルがやられる/時間なくなって焦る
  2. 出題ジャンルが頭の中でごちゃまぜになって、混乱する
  3. 結果、時間がなくなり分かってるところもケアレス失点

 

知識が定着していない中ではあったが、アウトプット⇒インプット⇒アウトプットを繰り返し、大まかに自分の中で課題を抽出した。

実践の中で課題を抽出することは非常に意味がある。

 

【対策】大まかな課題に対して対策を立てる⇒「問題を解く型」を作る

これらの課題に対して、非常に初歩的だが自分なりの対策を考えた

【課題】

①権利関係で分からずいきなりメンタルがやられてしまう/時間が無くなって焦る
これはあるあるだと思うが、問1から解いていくといきなり「権利関係」の壁が立ちはだかり、時間を浪費・焦りに繋がってしまう。
これに対し、単純なことだが、

 

【対策】
権利関係を後回しにし、メンタルが先にやられるのを防ぐ(笑)
いきなり不得意分野で精神的に削られてしまうのは厳しい。
だから後回しに!

 

【課題】
②出題ジャンルがごちゃ混ぜになって、混乱する
自分の知識が曖昧が故に、「これどこの分野のことだっけ?」混乱してしまって勘違いを連発した。
何でこんなにもの覚えが悪いんだろうと思うのだが、「ん、どっちの話だっけ?」という感じですぐ分からなくなる(笑)。

これに対し、これまた単純だが、

【対策】

前述の出題分野と(問●~●)を)ちゃんと覚えておく
これさえ、覚えておけば「この問題=この分野」とごちゃまぜになることはない!安心!

 

【課題】

③上記の課題に連動するように、時間が無くなり自信がある問題もケアレス失点 

 

結局、どこかで躓くことで元々の自信分野さえもケアレス失点で「負の連鎖」を生んでしまっていた。
【対策】
得点しやすい、自分が自信のある「得意分野」から着手する
得意なところからやれば、焦ることはなく、しっかり落ち着いて問題に取り組める

 

上記は非常に単純すぎて恥ずかしいレベルなのかもしれないが、メンタルに余裕ができ、落ち着いて問題を解けることができるようになっていった。
自分なりに問題を解く型を作れたことは非常に大きかった。

 

【問題を解く順番を決める】リズムと自信が大事

問題を解く型が作れたら、次に解く順番を決めた。

④宅建業法 → ⑤その他 → ②法令上の制限 → ③税法関係 → ①権利関係

 

心臓部である、④宅建業法から入り、覚えていれば解ける⑤その他にそのまま突入、ここで、結構、いけそう (^―^)」という状態を作る。

 

そこから、②法令上の制限 → ③税法関係に(この分野も対策してれば多くの問題は解けるはず)

で、最後にラスボスの①権利関係に臨む。という流れだ。

 

前半にリズムができて、自信になる。

後半落ち込むが、そのまま前半の勢いで①権利関係まで押し切る!

 

これは自分のやり方だが、3割くらいはメンタルが大事だと思っているので、前半は淡々とリズムで解いていくことが、非常に大事だと思った。

 

まとめ 短期攻略には戦略作りが重要!「試験をシンプル・簡単に捉える」

上記で、つらつらと一見単純な事柄を書き連ねてきたが、「自分なりの戦略」を立てることで、この試験を「シンプル・簡単に捉える」。

これが非常に大切である。

 

これまでの流れを整理すると…

  1. 【敵を知る】分野別点数配分を改めてしっかり認識(①~⑤)
  2. 【目標設定】分野別の点数目標を立てる(合計8割超になるように)
  3. 【課題抽出】問題を解いて課題・苦手分野が見つかる 
  4. 【対策】対策を考える⇒「問題を解く型」づくり
  5. 【問題を解く順番を決め】リズム&自信が大事

 

シンプルにとらえ、シンプルに戦略を立てる。その上で、シンプルに実践する。
これらの戦略を捉えることで、「敵が見えた状態」「超えるべき壁」が見えた状態で学習に臨むことができる。
「自分なりの戦略」を立てることをおすすめしたい。

 

②へ続く

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