【2021年版】自動車重量税は高い!?車を所有しているだけでかかる税金を知る
自動車重量税って何?「車の重量に応じて支払う税金」
ぼったくり税金の一つと思っている「自動車重量税」について。毎年通知が送られてきて、毎年払っている「自動車税(軽自動車税)」とは違う。
車を買って登録するとき、車検の時にその名の通り「車の重量に応じて支払う税金」
車を持っているだけで発生する税金兄弟「自動車税」と「自動車重量税」の片割れである。
【2021年版:自動車税(軽自動車税)】日本は高い⁉排気量別税額一覧とその仕組みを知るそもそも自動車税って何なの?クルマ離れが叫ばれて久しいが、ぼったくり税金シリーズの一つと思っている「自動車税」について調べたい。カーユーザ[…]
車検の時に払っていて、2年に1回発生するものと勘違いしそうだが、きっちり1年ごとに発生していて、車検の時にまとめて支払っている。
車検をディーラーとかでやっていると、その費用に含まれているので、意外と気にしていない税金かもしれない。
自動車重量税の存在意義は、理解しがたい。。
1971年に施行された「自動車重量税法」に基づいて、道路整備の財源確保のために創設されたもの。
道路整備の費用が足りなかったので、「自動車新税」的な位置付けを作り、財源確保の手段として始まったと理解。
更にその後、本来より税率を大幅に上げた(約2倍)暫定税率が適用された。この経緯から実質『道路特定財源』(懐かしい!)として運用されてきて、
整備が行きわたっても暫定税率のままずっと維持されてきた。
その後道路特定財源制度が廃止となり(2009年)、一般財源化された。実質道路特定財源であった「自動車重量税」はその役目を終えたはずだが。。。
一般財源化ということは、極論を言えば使途は何でもよいということ。「受益者負担」の観点から言うと、車保有者は損をしていることになる。
公平性を欠いているという見方ができるが、税収は6,799億円(2020年度)で、大きな税収の柱となっている。
自治体運営の大きな財布になっている以上、「簡単にやめられない」のが実際のところ。論理は破綻してるけど、貴重な財布だから取れるところは維持ということか。。。
他の税金もそういったものも多く、納得しにくいが、そういうものなのである。
肝心の自動車重量税の金額は?
基本的には、自家用乗用車は、車両重量0.5t毎に税額が増加するが、車種や年数、エコカー減税適用か否か等で、結構細かく異なってくる。
【例】1.3tの自家用乗用車(非エコカー)×5年経過×車検時(2年分)の場合
24,600円 となる。
計算式は
4,100円(年間税額/0.5tごと)× 3(1.3tだから、3)× 2年分
国土交通省のサイトで『次回自動車重量税額照会サービス』というものがあるので、チェックしてみたい。
自動車重量税は保有するだけでかかる税金
貴重な税収ということは分かったが、車ユーザーにとっては納得性に乏しい税制となってしまっている。
車に乗る以上は払わなくてはいけない税金なので、この費用をランニングコストと捉えなくてはならない。
自動車税と合わせて「保有だけでかかる税金」として覚えておく。
自動車関連税は本当に税金だらけなので、経済的側面だけでいうと家計を圧迫する元であり、嗜好品といえる。このあたりの知識をインプットした上で、車と付き合うことが必要である。