【2021年版】つみたてNISAは本当におすすめなのか?メリット・デメリットから探る
つみたてNISA、おすすめとは聞くが実際のメリットやデメリットを踏まえて検討したいものだ。
自分もすぐに加入した派だが、検討時にまとめたポイントを改めて整理しておく。
つみたてNISAとは、2018年にスタートした積立スタイルの非課税投資信託。
加入者多いというだけあって、基本的にメリットが多い制度と捉えられているようだ。
具体的な特徴からメリット・デメリットを見ていきたい。
つみたてNISAのメリット『運用益非課税、少額からOK、いつでも引き出しOK』
まずメリットから。
- 年間40万円まで積立OK
- 投資信託オンリー
- 運用益は非課税(投資した年から最長20年間)※2042年まで(5年間延長された)
- 超少額からでもOK
- いつでも引き出しOK
- 年齢関係なし
こうやってみると、あんま悪いとこなさそうな感じ。
運用益20年間非課税(非課税投資額は年上限40万円×20年間=計800万円まで)、少額からでもできるし、いつでも引き出しOK(流動性あり)。
2020年3月末現在で約220万口座が開設されており、特に20~30代の加入の伸びが顕著である。
20~40代が全体の7割を占め、早期の財産形成手段として活用されているようだ。
何といっても少額から可能であり、投資初心者も怖がらず気軽に加入できるライトさが魅力だろう。
自分のような庶民にはうってつけに見える。
出典:金融庁HPより
つみたてNISAのデメリット『大きなデメリットは見当たらない』
逆にデメリットはあるのか?
- 個別銘柄はダメ(投資信託オンリー)
- 信託報酬かかる(商品によって%かわるが、そんなに高くない)
- 選べる商品そんな多くない(国の基準満たした商品オンリー)
- 運用リスクあり(当たり前だが)
- 損益通算できない
- 損失の繰越控除できない
- 所得控除の対象でない
- NISAと併用できない
デメリットは人によるだろうが、こんなもんだろう。投資信託のみだけど、基準を満たしたものがベースで、それぞれ特徴もあり一応選択の幅はある。
自分でガンガン動かしたい!という方には物足りないかも。
逆にいうとある程度お任せでコツコツ積み立てていきたい派の人はメリットにもなる。
NISAと併用はできないので、注意が必要だ。もちろん運用リスクはないが、大きなデメリットはそれほど見当たらない。
実際のところどうなの?=『少額から、知識がない、だらしない人に向いてるかもしれない!』
で、結局どうなの?という人に向いているものなのか?
- 不精でだらしない人
- 自分に自信ない人
- あまり余剰資金もってない人
- とりあえず何かやりたいけど大きなリスクはいやな人
- 途中で引き出せないのがいやな人
- 知識あんまりない人
ざっくり自分のような人間には向いてそう(笑)当たり前だが運用でマイナスになった時はしょうがない。
iDeCoもそうだけど、基本的には大盤振る舞いの制度じゃないかと思う。
国としては、寿命伸長・高齢者激増の中で、財政が更にひっ迫することは目に見えている。
その中で「国では面倒見切れない部分あるから、いい制度作るんで自分で資産形成してね」というメッセージとして受け取っている。
なので、基本的には活用しておいたほうがいい制度と理解。
所得控除の対象とはならないので、iDeCo(所得控除あり)と併用することで、制度恩恵には十分授かれると思う(市場動向次第ではあるが)。
個別株式も買いたい!という人は、例えば結婚してれば、夫婦それぞれ口座開設し一方NISA・一方つみたてNISAとかもいいかも。
取り扱い商品や最低積立金額は、開設した金融機関によって異なるので、口座開設前に確認しておいたほうがよい。
2024年には新しいNISA制度が始まるらしいので、それは改めてチェック。
つみたてNISAは、限度額年40万だが、20年で800万。その間、任せっきりでよく、途中引き出しOK(流動性あり)。
もちろんデメリットもあるだろうが、「とりあえずビール」的なもので、あまり知識なく、運用を自分ですることに自信なければ活用したほうがいい制度だと思う。
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券
口座開設とか多少めんどくさい部分もあるけど、自分のように不精者には適しており、余剰資金はそれほどないけどコツコツ財産形成したいという人には遍くおススメできるのではないか。
口座がある人は契約証券会社の資料を確認。口座がない人はまずSBI証券などの証券会社で口座を作るところからスタート。
やらない人はいつまでたっててもやらないので、良いと思ったらすぐ動くことが大事。
投資初心者にはちょうど良い制度かなと思う。
※投資は自己責任でお願いいたします