人生でいうと今何時かという話とワーク&ライフステージ
今の年齢を時間で例えるという、人生時計というのがある。
LIFE SHIFT~100年時代の人生戦略※リンダグラットン著でも触れられている通り、人生は100年時代に突入してきている。
日本の平均寿命の延伸を見てみると…
- 男性:(1970年)69.31歳 ⇒ (2019年)81.41歳
- 女性:(1970年)74.66歳 ⇒ (2019年)87.45歳
※厚生労働省データより
ここ50年で10年以上伸長していることがわかる。
人生100年時代に本当に近づいている。
これに応じてライフステージを見つめなおさなくてはいけない。
人生時計という捉え方でライフステージを考えていきたい。
100年時代でいうと、今何時か?
100年時代で考えると今何時だろうか?
- 30歳で7時過ぎ
- 40歳で10時前くらい
- 50歳でようやく昼
である。
以前のように「教育⇒仕事⇒引退」のような3ステージ制の考え方はもう当てはまらない。
旧来のステージで考えると、60歳で仕事を引退し隠居。100年時代で言うと午後2時にはもう隠居することになる(笑)
客観的に時間で表すと、まだまだ先は長い。
労働のステージも60歳で終わることは全くなく、70、80歳までは続いていく。
そうでないと国としても年金制度は大崩壊する。
もはや、年齢とか定年を考える必要はない
会社員の場合を考えると、日本の社会では55歳を過ぎたあたりから終わりが見えてきたような感じになっているが、
人生100年で考えるとまだ昼過ぎであるというのが事実。
多くの時間を会社軸で捉えてきて、生活設計や人間関係なども「会社」というものに依存しすぎている人がまだまだ多い。
定年が頭をよぎるのは、会社軸での話。
自分軸での生活の楽しみ方や収入設計、働き方を考えていないからである。
1つのことに依存するのは良いが、価値観まで会社がベースになってしまっては自分の人生を生きれていない。
もう年齢とか、定年とかはさほど意味がないことに感じる。
100年という人生をいかに楽しむかという視点をいかに携えて設計していくことが大事だ。
自分なりのワーク&ライフ設計
価値基準を自分に合わせて、自分なりの働き方や生活設計をすることができるか。
これから大事になるのは、不確実を許容し、新しいことにもどんどん取り組む姿勢である。
人生でいうと今何時か?
まだまだ早い時間なはず。
一つの仕事や一つのコミュニティに固執せず、100年時代を見据えた自分なりの働き方、自分なりのライフスタイルを考えると良いと思う。
今後どんどん先行きが分からない時代になってくるが、ディフェンシブにならず「自分の人生を楽しむ」ことを前提に100年を過ごしていきたい。